
|
6AS5 7パラ カソフォロ出力OTLアンプ |
【責務は早めに果たす?】
6G-A4アンプで、NFBラインをゼロVにすることができましたので、(小川さんあたりから予想される)注文どおりの物を作って、さっさと義務を果たしてしまいましょう。
言われる前に、最低限の事をやる。これが世渡りの術です。
【6AS5】
6AS5という球は、それこそマイナーの極致といった感のする球ですが、手作りアンプの会のメンバーには2001年冬のお寺大会のテーマ球として知られています。お寺のテーマ球なんてどうせロクな物じゃないだろうと想像されるところですが、データシートを見るとこれが立派なオーディオ球。これを田村さんから15本ほどご提供(?)いただきました。
ところが2001年冬の大会には参加できず、結局使われないままになっていたわけです。
これでは、それこそ死蔵もいいところですので、OTL で一気に14本を豪快に料理してしまいます。
【回路】
基本的な構成は、これまでのカソフォロ出力アンプ群とたいして違いません。ただし、終段が2SC1617(パワートランジスタ)を用いた低電流負荷になっています。終段には6AS5 7本合計で385mA流していますから、1本あたり55mAになります。データシートを見てもカソード電流の許容値が書いてないのですが、まあこの球、車載設備のオーディオ出力段用の球ですから、Ep=100Vで定格プレート損失となる電流ぐらいは流せるだろう、と判断しました。
6080や6C33Cが並んだOTLよりずっと小規模ですが、一応球切れ対応用の保護回路を設けてあります。保護回路のリレーは、一応水銀リレーです。
当初、B電源と-100Vをトラレスで考えていたのですが、予想よりレギュレーションが悪く、後付けでSWレギュレータとデコデコを追加しました。追加のSWレギュレータは別基板になってしまって、格好悪いっすー(;_;)
では回路図。

6AS5 7パラ カソフォロ出力OTLアンプ
GE、RCA、Sylvania。灰色、黒、銀のプレート。
このアンプに(初段を含めて)ペアリングという概念はありません。
【試聴】
スッキリした軽快な音で、満足、満足。カソフォロ出力アンプの音の本質はこんなのなのかぁ、と思わせなくもないです。球の終段で、A級シングルのOTLというのはそこそこ珍しいだろうなぁ、と思っています。
出力は0.4Wほど(のはず)で少ないです。でも71Aとかの標準的なアンプと同程度、と言えば結構な出力に思えてきます。まあ、日常不自由はしない音量は得られています。
ドリフトはそこそこありますが、なーに、数百mVの範囲です。(ププ
このアンプ、基本的にいろいろと危ないので、長くて1か月間ぐらいしか使用しないつもりです。。。まあヒーターが全部直列なんで、保護回路が動作してそれまでではあるのですが。
少し気になる所もあるので、追って手をいれましょう。あくまでも、気が向いたらね
まあこんなアンプ、2 度と作らんだろうなぁ。なんだかクソ熱いし。